秋の一大イベントと言えばハロウィンですよね!
子供たちが仮装してお菓子をもらう「Trick or Treat」のイメージが大きいと思います。
実はハロウィンはそれ以外にも楽しみ方が豊富なイベントです。
パンプキンパッチに行ったり、カボチャでジャック・オ・ランタンを作ったり、小さな子供がいない人でも満喫できるのです。
今回は準備期間も含めたハロウィンの楽しみ方を15通り紹介していきたいと思います。
- アメリカのハロウィンがどんなものか知りたい
- トリックオアトリート以外のハロウィンの楽しみ方に興味がある
- イベントを余すことなく満喫したい

街中がハロウィンカラー

夏休みが終わるとアメリカではいたるところにハロウィングッズが出現し始めます。
スーパーの店頭にはカボチャが並び、お店の内装もハロウィンの定番色であるオレンジ、紫、黒に彩られます。
ハロウィンを筆頭に秋から冬の楽しいホリデーシーズンに突入し、次々とイベントが行われます。
1年のうちでもこの時期が一番好きと言う人も多いですね。
渡米後、初めてハロウィンデコレーションで飾られた住宅を見たときの衝撃は今でも忘れません。
一般人の自宅とは思えないほど凝った飾りつけをしていてアメリカ人にとって重要なイベントだと感じました。
ハロウィンの楽しみ方15選
それではハロウィンの15通りの楽しみ方を詳しく説明していきます。
1、ハロウィン専門店に行く
なんと期間限定でオープンするハロウィン専門店があるのです。
ここに行けばコスチューム、デコレーション、お菓子、パーティーグッズなどハロウィンに必要なものはすべて揃うと言っても過言ではありません。
コスチュームやデコレーションを始め様々なハロウィングッズを扱っています。
とにかくアメリカのハロウィンを体感してみたいという方はまず専門店に行ってみましょう!
ただし、日本のデフォルメされた可愛いお化けや魔女をイメージしていくと驚きます。
ゾンビやモンスターなどとてもリアルで怖いグッズも置いてあるので、心構えをしておいて下さいね。
営業期間は8月末~11月頭です。
2、家のデコレーションをする

クリスマス同様、アメリカではハロウィンも住宅の飾りつけに力を入れているところが多いです。
よく見られるのはカボチャを庭に置いたり、蜘蛛の巣に見立てた白いネットを植木に巻きつけたりする方法です。
他にはお化けや魔女、ドラキュラ、骸骨の人形を吊るしたり、お墓やゾンビを地面に配置したりしています。
一軒家やタウンハウスであれば外観のデコレーションも大がかりなものができて楽しそうですよ!
私はアパートに住んでいたので、玄関のドアにリースを吊るし、自宅内に小物を置いてハロウィンを取り入れたインテリアを楽しんでいました。
デコレーショングッズは先ほど紹介したハロウィン専門店の他に以下のお店でも購入できます。
パーティーグッズ専門店
大型複合スーパー(イトーヨーカドーのようなイメージ)
ディスカウントショップ
3、カボチャを買いに行く

ハロウィンのシンボルにもなっているカボチャ。
9月になるとスーパーマーケットにカボチャコーナーができます。
大きさも種類も様々で、くり抜いてジャック・オ・ランタンにしてもよし、そのまま飾ってもよし。
これらのカボチャは食用ではなく主に観賞用になります。
バスケットボールくらいの大きいカボチャは玄関や庭にどーんと置かれていることが多いですね。
手の平に乗る小さいカボチャはインテリアとして重宝しますよ。
ただ、生ものなので購入時に虫食いや腐りかけている部分がないか、状態をよく確認しておくことが重要です。
そして10月中旬以降になるとカボチャ自体が品薄になってくるので、飾ったりジャック・オ・ランタンを作ったりする予定があるなら早めに購入することをおすすめします。
またスーパーマーケット以外に農場やパンプキンパッチでも購入できるので、週末のイベントも兼ねて訪れるといいですね。
4、パンプキンパッチに行って記念撮影をする
パンプキンパッチ(Pumpkin Patch)は期間限定でカボチャを売っている場所です。
農場や教会でよく販売されており、秋の風物詩になっています。
広いスペースに大小のカボチャがごろごろと置かれている光景は圧巻です。
たくさんのカボチャに囲まれて記念撮影をする人も多く、休日にはお揃いの服やコスチュームを着て家族で訪れているのをよく見かけます。
中には撮影セットを設置しているパッチもあり、素敵な写真が撮れますよ。
また子供向けにミニ動物園やトランポリン、列車、ゲームといったアトラクションを併設してあることも多く、1日楽しく過ごすことができます。

5、ジャックオランタンを作る
ハロウィンの象徴としてよく登場するジャック・オ・ランタン。
元々ハロウィン発祥のヨーロッパではカブで作られていました。
アメリカでは秋にカボチャがたくさん収穫できたので、代わりにカボチャで作られるのが一般的になりました。
カボチャはカービング用ナイフでくり抜き、わたと種を取り除きます。
目や口をくり抜き、顔のモチーフにするのが多いですが、お化けやコウモリなどハロウィンにちなんだ別のモチーフにするのも面白いですね。
初心者でも簡単にできるのでアメリカ在住中に挑戦してみてください。
完成したランタンは玄関に飾ります。
ハロウィンの夜にはカボチャの中にロウソクの火を灯し、悪霊を追い払う魔除けになります。

6、ハロウィンカラーの料理やお菓子を楽しむ

スーパーマーケットやお菓子屋さんにもハロウィン限定の食べ物が登場します。
ハロウィンパッケージのチョコやキャンディは色や味がなかなか強烈なものもあります。
蜘蛛の巣やモンスターデザインのカップケーキやアイシングクッキーも定番ですね。
ハロウィン特有のお菓子で有名なのはキャンディコーンです。三角でオレンジ、黄色、白の三色を使ったキャンディです。
またカボチャやリンゴ、ナッツなど秋の味覚を使用するお菓子や料理もあります。
これらの食材はシナモンやナツメグ、ジンジャーなどスパイスを効かせた味付けです。
7、 ハロウィンクラフトを作る
自宅の大がかりの飾りつけとは違ってクラフトなら気軽に挑戦できます。
リボンやグリッターを使ったカボチャのデコレーション、緑の紙袋でフランケンシュタイン、お菓子をアレンジして魔女の手や目玉など面白いアイディアがたくさんあります。
お子さんがいる家庭は一緒に作っても楽しいですね。
仕上がったものは飾ってインテリアのアクセントにもなります。
クラフトが苦手な人でもキットやシールが売っているので簡単にできますよ。
個人的にはホーンテッドハウスデコレーションクッキーセットに挑戦してみたかったのですが、機会がなく帰国してしまい残念です。
以下のお店で材料を購入できるので参考にしてみて下さい。
8、コスチュームを選ぶ
コスチュームを着て仮装するのはハロウィンの醍醐味です。
ハロウィン専門店やディスカウントショップに行けば所狭しと並んでいます。
魔女やドラキュラといったクラシックな仮装の他に、テレビや映画のキャラクター、有名人など実に種類豊富です。
着たいコスチュームが決まれば早めに購入することをおすすめします。
理由は2つあります。まずハロウィン当日よりも前にコスチュームを着てイベントに参加できます。
そして人気のコスチュームは直前だと売り切れやサイズの在庫がないということがよくあるからです。
【コスチュームを購入できるお店】
専門店
インターネット
- Amazon
- Ebay
ディスカウントストア
リサイクルショップ
9、手作りコスチュームにチャレンジする
合理主義のアメリカではコスチュームは皆お店で購入すると思っていたのですが、意外と手作り派は多いです。
既製品のようにキャラクターを真似してプロ並みの作品を仕上げる人、奇抜な発想でオリジナル色が強いコスチュームを作る人、果たしてコスチュームなのか判断がつかない不思議なものを着ている人…それぞれです。
共通しているのは自分では思いつかないようなユニークなアイディアを取り入れていて、「なるほど!」と感心してしまうことです。
完璧で美しいコスチュームではなくて大丈夫!味があるものの方が周りの反応はいいので、興味がある方はチャレンジしてみましょう。
10、ハロウィンの本を読む、映画を観る

ハロウィンを題材にした絵本や映画は豊富です。
本屋にはハロウィンがテーマの絵本や物語が並びます。
子供向けのキャラクターがハロウィンを楽しむお話もあるので、好きなキャラクターの絵本を探してみるのもいいですね。
またテレビでもハロウィンにちなんだ映画(参考はこちら)の放送が多くなります。
- E.T.
- The Addams Family
- The Nightmare Before Christmas
- Corpse Bride
- Casper
- Halloween town
- The Haunted Mansion
- The Whiches
- Hocus Pocus
E.T.やCasperは年齢に関係なく楽しめる有名どころですね。
NetFlixやAmazonでも特集やおすすめにピックアップされるのでムービーナイトの1つにしてみてください。
11、ホーンテッドハウスを観にいく

外観をデコレーションした住宅を観に行くのも興味深いです。
住宅街を巡っていくと様々な飾りを目にします。
中には、毎年趣向を凝らした飾りつけをする有名なホーンテッドハウスもあり、見物客が訪れる名所となっています。
明るい昼間の方が安全ですが、夜はライトアップされて一層不気味に見えて迫力が増します。
12、動物園やミュージアムのイベントに参加する
動物園や博物館もハロウィンにまつわるイベントを行っています。
ハロウィンのデコレーションや撮影セットが置いてあって記念撮影にはぴったりです。
そしてフェイスペイントをしたりスタンプラリーでお菓子を集めたり、家族で楽しめるイベントやクラフトを用意しています。
動物園は「zoo boo」という企画で呼ばれていますね。
13、ショッピングモールや教会のイベントに参加する

ハロウィン前にショッピングモール、教会、図書館、コミュニティ施設が主催するイベントも行われます。
ショッピングモールでは仮装してお店を訪問した子供にはキャンディを配ったり、仮装パレードを行っています。
また教会や図書館ではハロウィンの本の読み聞かせやお菓子を配るサービスを提供しています。
地域情報で日時を確認して、近くで興味のあるイベントがあれば参加してみるといいですね。
14、仮装・デコレーションコンテストに参加する
ハロウィンといえば子供向けのイベントだと思われがちですが、実は大人も満喫できます。
職場によってはオフィスやデスクのデコレーションコンテストをしたり、仮装コンテストが開催されたりします。
ハロウィン当日には昼休みに仮装して食べ物を持ち寄り、簡単なパーティーを催すこともあります。
また、子供と一緒にTrick or Treatで家を訪問する場合、同伴する大人も仮装している人が多いのです。
そしてお菓子を配る家の住人も本格的な仮装をして出迎えてくれるので面食らうことも。
コミュニティによっては自宅のデコレーションコンテストを行っている地域もあるので、ハイレベルな闘いになります。
バーやレストラン主催のコンテストもあります。ヒューストンではMontrose Crawlというバーを巡るイベントがありました。夜にお酒を飲みながら行われるものなので子供には刺激の強いコスチュームを着ている人が多かった印象です。とにかく大人も本気で楽しもうとする姿勢が伝わってきます。
15、トリックオアトリート

ハロウィンのメインイベントは何をするかは言わずもがなですよね。
夕方から夜にかけて仮装して近所の家を訪問します。
「Trick or Treat」を合言葉に玄関先で声をかけてお菓子をもらいます。
訪問を受け付けている家は玄関先に飾りつけをしていたり、ジャック・オ・ランタンに明かりを灯しているのが目印です。
お菓子の入れ物の他に懐中電灯や防寒具も忘れないように準備するといいですね。
また、州の法律に従って必ず大人が同伴するようにしましょう。
日本とは違って子供だけで外出できない年齢が明確に定められています。
そして歩き回るエリアは事前に治安を確かめておくことで安全で楽しい時間を過ごすことができます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、例年とは違う対応をする場合が予想されます。イベントに参加したり外出する際は事前に情報確認をしっかり行い、安全に楽しめるように気を付けて下さいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハロウィン当日以外にも楽しみ方は何通りもありますね。
このように各々のライフスタイルや好みに合わせた過ごし方で秋のイベントを満喫することができます。
安全に十分注意を払った上で、紹介した方法でアメリカのハロウィン体験をしてみて下さいね。