アメリカ生活

クリスマスシーズン期間限定 サンタクロースに会える機関車・ポーラーエクスプレスに乗ってみよう!

ホリデーシーズンになるとアドベントカレンダーやサンタクロースとの記念撮影などクリスマスに関する準備やイベントで忙しくなりますね。

シーズン限定で楽しめるものを色々体験してみたいと考える方もいると思います。

そこで今回はアメリカ各地で体験できるサンタクロースに会える蒸気機関車「ポーラーエクスプレス」を紹介します。

この記事に向いている人
  • クリスマスのイベントを体験したい
  • 機関車に乗ってみたい
  • 子連れで楽しめる外出先を知りたい

ポーラーエクスプレスとは

絵本の中の蒸気機関車

「The Polar Express」はクリスマスの物語を描いた絵本に出てくる機関車です。

クリス・ヴァン・オールズバーグ作で日本でも『急行・北極号』というタイトルで翻訳出版されています。

絵本の内容

クリスマス・イブの夜、少年のところに突然大きな機関車が現れます。

サンタクロースを信じる子供たちを乗せた機関車は様々な場所を通り、北極点へと向かいます。

道中に見る幻想的な光景や冒険のような出来事を通して、次第に子供たちは大切なものが何か気付いていきます。

北極点には小人たちが住み、神秘的で美しく描かれています。

クリスマスに起きた軌跡を描いた作品として根強い人気が続いており、2004年には俳優トム・ハンクスが主演で映画化もされました。

物語の世界を体験できる機関車

クリスマスシーズンになると「The Polar Express」に基づいた世界を体験できる機関車がアメリカ各地で運行します。

1時間程度の乗車時間内に物語のキャラクターやエルフ、サンタクロースが登場し、乗客を楽しませてくれます。

ショーを披露したり、一緒に歌を歌ったり、ゲームをしてくれます。

中にはサンタクロースへの手紙を書くとエルフが回収に来て届けてくれるというサービスも行っています。

絵本や映画の内容を再現しており、老若男女関係なく楽しむことができるアトラクションです。

ポーラーエクスプレスの楽しみ方

ポーラーエクスプレスを楽しむポイント

  • 絵本や映画の内容を事前に知っておく
  • 夜に乗車する
  • グループで参加する
  • パジャマを着て乗車する
  • 車内のデコレーションを楽しむ
  • サンタクロースやキャラクターとの写真撮影

予備知識がなくともクリスマス気分を十分に楽しむことはできます。

しかし、話の内容を把握しておいた方が北極を目指す旅のイメージがわかりやすいでしょう。

特に物語と同じ夜の時間帯の運行は、よりリアルに体験できるという理由で人気です。

気分を盛り上げるためにパジャマを着て乗車している人もみかけます。

クリスマスカラーと柄のデザインパジャマは見ている側も気分が盛り上がります。

外ではコートを着用しますが、機関車内は暖かいのでパジャマだけでも快適に過ごせますよ。

また家族や親戚で揃って参加しているグループが多いです。親族のイベントとして旅行がてら乗車しに来るのでしょうね。

そしてサンタクロース達との記念撮影も可能です。

乗車中、挨拶に回ってきたときやショーの合間に機会を見つけてお願いしてみます。

もしもきちんとした記念撮影をしたいというのならば、駅に併設している撮影場所に行けば撮影用のサンタクロースがスタンバイしているので安心です。

アメリカ各地域に走っているポーラーエクスプレス

コロラド、フロリダ、ニュージャージーなどポーラーエクスプレスに乗る体験はアメリカ各地でできます。

テキサス州内であれば以下の3つがおすすめです。

Palestine

https://texasstaterailroad.net/events/polar-express/

ヒューストンとダラスの中間あたりにある街・Palestineが出発地点です。

待ち時間にも乗客を楽しませる工夫を凝らしています。

Grapevine

https://www.grapevinetexasusa.com/christmas-capital-of-texas/north-pole-express/

ダラス郊外にある街・Grapevineから出発し、折り返して戻ってきます。

出発地周辺にはクリスマスグッズショップやサンタクロースと記念撮影ができるスタジオなどもあります。

Galveston

https://www.galvestonrrmuseum.org/polar-express

鉄道博物館内にある機関車に乗車し、映像で移動している様子を体験できます。

ガルベストンの街観光にも便利な立地にあります。

ポーラーエクスプレスの予約

運行期間

一般的にサンクスギビング後からクリスマスイブの前日までの約1カ月間運行しています。

平日は夕方から夜、週末は昼から夜までの時間で乗車できます。

予約方法

公式ウェブサイトまたは電話で予約可能です。

支払いはどちらもクレジットカードが必要です。

座席の種類

機関車によって座席のクラスが分かれています。

スタンダードな車両のCoach、ガラス張りの窓が大きいUpper Dome、テーブル付のFirst Classなど座席の種類によって値段も異なるので購入する際に気を付けましょう。

チケットに含まれるもの

乗車チケットに含まれるものは一般的に

  • ホットチョコレート
  • マグカップ
  • サンタが配るベル

が多いです。お菓子やノベルティが付いている機関車もあります。

これらがもらえるのはチケットを購入した人のみで、膝の上に抱っこで乗車する幼児の分は含まれていません。

GrapevineのNorth Pole Express乗車体験

ここからは私が実際に乗車したときのことを紹介していきます。

2歳の子供と一緒に家族で午後3時頃の便に乗車しました。

North Pole Express

Grapevine Vintage Railroadについて

Grapevineの機関車はGrapevine Vintage Railroadという線路を走ります。

クリスマスシーズン以外にも観光列車として運行しています。

ジャズを聴きながら乗車したり、ハロウィンやセント・パトリックデーのイベントを楽しんだりできます。

子供に人気の「機関車トーマス」に乗車できる期間もあり、テキサスでは知名度の高い路線です。

ポーラーエクスプレス出発前

Grapevineは乗車駅がある広場が観光客向けに充実したものになっています。

クリスマスの飾りつけはもちろんサンタとの記念撮影ができるスタジオ、お土産屋やアートギャラリーがあります。

そして待ち時間や下車後に子供が遊べるようにミニ動物園、遊具、ミニカートが設置してありました。

出発時間の30分前には並ぶ必要があるので時間には余裕を持って向かいました。

並ぶ前にトイレを済ませておきます。

受付でチケットを見せると並ぶ列を指定されます。

機関車は指定席になっているので乗車時の混雑を防ぐためにあらかじめ列を分けておくようです。

プラットホームに入るとすでに機関車が停まっていて、乗車前に写真撮影をしました。

ポーラーエクスプレス乗車中

車両内に入るとまずデコレーションに感動しました。

天井や壁がクリスマスの飾りで覆われています。

車両ごとに飾りのデザインやテーマが違うので、前後の車両も見てみると面白いですよ。

車内ではエルフとミセス・サンタクロース(サンタの奥さん)が順番に車両を回って挨拶をして歌を披露してくれました。

サンタさんへの手紙と鉛筆を配布してくれるので、希望のプレゼントを車内で記入します。

後程、手紙を回収に来てくれます。

大きな白い袋に手紙を入れると、ベル(鈴)がもらえます。

このベルの音はサンタを信じる子供だけに聞こえるのだそうです。

ずっとエンターテイメントが続くという訳ではなく、自由に過ごす時間が多かったので皆家族での会話を楽しんだりカードゲームをしたりしながら過ごしていました。

機関車は線路の一定区間を走って折り返しします。

途中でAmazonの倉庫の近くを通ったときに、「あそこがサンタクロースのプレゼントをたくさん準備してある倉庫だよ」というジョークをエルフが言っていたのが面白かったです。

約1時間の旅を終えて、ノースポールのサンタビレッジに到着したという設定で下車しました。

ポーラーエクスプレス下車後

機関車を降りると大きな倉庫のような建物に案内されます。

移動用通路もモミの木やクリスマスの飾りをふんだんに使ってクリスマスのイメージを強調しています。

テキサスは雪が降らないためか、細かい泡のシャボン玉を降らせて雪を表現していました。

建物の中にサンタビレッジがあり、舞台の上にサンタクロースの家が設置されています。

サンタやエルフ、トナカイなどクリスマスに関連する人や動物が登場し、観客参加型のミュージカルを観ます。

終わったら出口でプラスチックマグカップに入ったココアを配布してくれます。

乗車と下車後のミュージカルも合せると2時間程度のエンターテイメントでした。

運行している地域の列車によって車内でのエンターテイメントやサービスは違います。その中でもココアとベルのサービス、サンタの登場はどこも共通しているようですね。

まとめ

サンタクロースに会える蒸気機関車の旅「ポーラーエクスプレス」について紹介してきました。

老若男女関係なく楽しむことができるアトラクションだと思います。

クリスマスシーズンの過ごし方のひとつにしてみてはいかがでしょうか?

ポーラーエクスプレスに乗って北極点への魔法の旅に出かけてみましょう!

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